Windows 11でSDカードを読み込んでくれず、困ってしまった経験はありませんか?
実際に、ネット上でも次のような声が多く見られます。
「どうしてもWindows11でマイクロSDカードを認識してくれません。エレコムのやつやAnkerのカードリーダーなども試したのですが」(Yahoo!知恵袋)
「Windows 11はSDカードを認識しません。」(Reddit)
このように、「カードリーダーを変えてもダメ」「昨日までは使えたのに急に読めなくなった」という相談はとても多いです。
実は、SDカードが認識されない原因は1つではありません。接点の汚れ・カードリーダーの相性・Windows側の設定エラー・ドライバーの不具合・SDカード自体の故障など、さまざまな要因が重なることがあります。
でもご安心ください。
この記事では、初心者の方でも順番に試していくだけでトラブルの原因をやさしく切り分けられるよう、一番かんたんな方法 → Windows設定の確認 → データを守る方法の順にわかりやすく紹介していきます。
SDカードに大事な写真や動画が入っていて不安な方も、まずは落ち着いて、この記事の通りにチェックしてみてください。
目次:
- Part1:まず試すべき「かんたんチェック」
- Part2:Windows 11側の原因と対処法
- Part3:SDカード側が原因のケース(故障の可能性)
- Part4:データを取り戻したい場合の安全な方法
- Part5:SDカードトラブルを未然に防ぐための予防策まとめ
- まとめ
- よくある質問(FAQ)
Part1:まず試すべき「かんたんチェック」
SDカードがWindows 11で認識しないときは、いきなり難しい設定を触る必要はありません。
実は、ちょっとした原因で読み込まれていないだけ…というケースが意外と多いんです。まずは、だれでも今すぐ試せる「基本チェック」から見ていきましょう。
①:パソコンを再起動してみる
とても基本的なことですが、一時的なエラーが原因でSDカードが認識されていないだけの場合があります。PCを再起動してSDカードを再接続することだけで改善した、という例も少なくありません。
②:別のUSBポートに挿してみる
USBポート側の接触不良や電力不足が原因の場合、SDカードリーダーそのものが動いていない可能性があります。前面のUSB→背面のUSB、USBハブ→パソコン本体に直接接続してみます。このように接続場所を変えるだけで認識されることがあります。
③:SDカードのロックスイッチを確認する
SDカードの横には、小さなスライド式のスイッチがあります。これがロック側に入っていると読み取り専用となり、正常に扱えないことがあります。このスイッチがずれているか確認してみてください。
④:カードとカードリーダーの接点の汚れをチェック
SDカードの金色の部分(端子)に、ホコリ・手の油・汚れが付いていると、読み取りが不安定になります。乾いた柔らかい布で軽く拭くと改善する場合があります。
⑤:他のカードリーダー・他のPCで試す
SDカード側が悪いのか、Windows側が悪いのかを切り分ける重要チェックです。SDカードを他のPCに挿したり、もう一つ別のカードリーダーを使ってみます。
✔ ここで認識された場合
→ SDカードは正常。Windows 11側の設定(次のパート)が原因の可能性が高いです。
✔ どこでも認識しない場合
→ SDカード本体のトラブルの可能性があります(Part4で解説)。
まとめ
ここまでで、多くのケースは改善することがよくあります。
- パソコンの再起動
- USBポート変更
- ロックスイッチ確認
- 接点の掃除
- 他のPC・カードリーダーでテスト
これらを試してもまだ直らない場合は、Windows側の設定やドライバーの問題が原因かもしれません。
Part2:Windows 11側の原因と対処法
基本チェックで解決しなかった場合は、Windows 11の設定やドライバーが原因で、SDカードが正常に表示されていない可能性があります。ここでは、初心者でも順番に確認できるように解説していきます。
2-1:エクスプローラーに表示されない場合の確認方法
SDカードが壊れていないのに、「エクスプローラーにドライブが出てこない」というケースはとても多いです。まずは Windows に SDカードがどう認識されているかを確認してみましょう。
①「ディスクの管理」で状態をチェックする
- スタートボタンを右クリック
- 「ディスクの管理」 を選ぶ
すると、接続されているストレージの一覧が表示されます。
ここで、SDカードが次のように表示されていないか確認します。
✔ 状況①:ドライブ文字が割り当てられていない(例:E: や F: がない)
→ WindowsがSDカードを認識しているのに、ドライブとして表示できていない状態です。
【対処法:ドライブ文字を割り当てる】
- SDカードの領域を右クリック
- 「ドライブ文字とパスの変更」
- 「追加」→好きなアルファベットを選択(例:F:)
これだけでエクスプローラーに表示されることがあります。
✔ 状況②:RAWと表示される/フォーマットを要求される
→ SDカードのファイルシステムが壊れている状態です。
この場合、エラーの修復よりもデータ復元→フォーマットの流れが安全です。
この部分は Part4で詳しく説明します。
✔ 状況③:未割り当てと表示される
→ SDカードのパーティション(領域情報)が壊れている可能性があります。
この状態でも、多くの場合はデータ復元が可能です。
② デバイスマネージャーでSDカードが認識されているか確認
- スタートボタンを右クリック
- 「デバイスマネージャー」 を開く
- 「ディスクドライブ」「SDホストアダプター」などを確認
ここにSDカード(またはカードリーダー)が表示されていれば、Windows側は認識しています。
✔「!」マークやエラー番号が付いている場合
→ ドライバーの問題の可能性があります。次の項目で対処法を紹介します。
2-2:SDカード関連のドライバーを更新・再インストールする
ドライバーとは、Windowsとデバイス(カードリーダー)をつなぐための小さなソフトのようなものです。古いドライバーが原因でSDカードが読めないこともよくあります。
①ドライバーを更新する方法
- デバイスマネージャーを開く
- 「SDホストアダプター」または「USBデバイス」を展開
- 該当する項目を右クリック
- 「ドライバーの更新」 をクリック
- 「自動で検索」を選ぶ
自動更新で改善するケースは意外と多いです。
② 一度ドライバーを削除し、再接続する
「更新してもダメ」という場合は、Windows に認識をやり直させる方法もあります。
- デバイスマネージャーで該当デバイスを右クリック
- 「デバイスのアンインストール」 をクリック
- PCを再起動
- SDカードまたはカードリーダーを再度接続
Windows が自動で新しいドライバーを再読み込みします。
③ Windows Updateで改善する場合も多い
Windows 11はアップデートによってドライバー周りが改善されることがあります。
- 設定 → Windowsアップデート→更新プログラムをチェック
特にカードリーダーの相性問題は、アップデートで急に直るケースがあります。
2-3:「フォーマットしてください」と表示される場合の注意
WindowsにSDカードを挿したとき、「フォーマットする必要があります」というメッセージが出ることがあります。初心者の方は驚いてしまうと思いますが、この時点でフォーマットするとデータは消えます。
多くの場合は
✔ ファイルシステムが壊れている
✔ SDカードの領域情報が壊れている
だけなので、まだデータが残っています。
このような場合は、Part5で紹介するデータ復元を先に行うのが安全です。
まとめ
- SDカード自体が壊れていなくても、Windows側の設定で「見えない」だけのことがある
- ディスクの管理 → デバイスマネージャー → ドライバー更新 の順に確認すると原因がわかりやすい
- 「フォーマットしてください」は壊滅ではなく、むしろよくある症状
- データが大切な場合は復元を優先するのが安全
Part3:SDカード側が原因のケース(故障の可能性)
Windows 11の設定を確認しても改善しない場合、SDカードそのものにトラブルが発生している可能性があります。
SDカードは小さくて便利ですが、意外とデリケートな記録媒体です。落とした衝撃、長期間の使用、熱、書き込みエラーなど、さまざまな理由で不具合が起きることがあります。
ここでは、SDカードが原因で認識されなくなるよくある症状と見分け方について解説します。
3-1:どのPCやカードリーダーでも認識しない
最もわかりやすい故障のサインです。
- Windows 11のPC
- 他のWindows PC
- Mac
- 別のカードリーダー
- カメラ本体
これらのどこに挿しても反応がない場合、SDカード本体の故障が濃厚です。
特に以下の症状がある場合は故障率が高くなります。
- SDカードが異常に熱くなる
- 差し込んでもまったく反応しない
- 「デバイスを認識できません」と出る
- LED付きカードリーダーでランプが光らない
3-2:「フォーマットしますか?」が毎回表示される
このメッセージが出る場合、データ構造(ファイルシステム)が壊れているだけのことも多いです。しかし、次のようなケースでは SDカードの寿命の可能性があります。
- 何度フォーマットしてもエラーが出る
- RAW 表示のまま変わらない
- うまくフォーマットできてもすぐにまた壊れる
SDカードは書き込み回数に上限があるため、長期間使っているカードほど壊れやすくなります。
3-3:microSD+変換アダプターの組み合わせによるトラブル
実は非常に多い原因です。
microSDカードをSDカードサイズに変換するアダプターは、接触不良が起きやすく故障もしやすい部品です。
次のような症状は、アダプター側が壊れている可能性が高いです。
- microSDを入れたアダプターだけ認識しない
- 別のアダプターを使うと読み込める
- カードリーダーやPCでは読めないのに、スマホだと読める
特に消耗品なので、長く使っていると壊れやすいです。
3-4:物理的な破損・衝撃・水濡れ
SDカードは小さいため、物理的なダメージにも弱いです。
- よくある破損例
- 落としてケースが割れた
- 金色の端子部分に深い傷がある
- 水に濡れた
- 強い磁気に近づけた
- 曲がっている
このような場合は、自力での修復はほぼ不可能で、データ復旧業者レベルの対応が必要になることがあります。
3-5:SDカードの寿命(書き込み劣化)
SDカードには寿命があります。
- 何年も使っている
- カメラで撮影後、頻繁に書き込み・削除を繰り返している
- ドライブレコーダーや監視カメラなど常に書き込みがある用途で使っている
このような条件では、数年で読み込みエラーが出始めることが多いです。
3-6:故障かな?と思った時の判断ポイント
以下に3つ以上当てはまる場合、SDカード側が原因の可能性が高くなります。
- 他のPCでも認識しない
- カードリーダーを変えても同じ
- RAW、未割り当て表示になる
- 読み込み速度が極端に遅い
- ときどき認識するが安定しない
- 長年使ったので寿命が気になる
- 何度もフォーマットエラーが出る
→ この場合は、データ復元を優先しつつ、新しいSDカードの購入を検討した方が安全です。
まとめ
- SDカード本体が原因で認識されなくなることも多い
- microSDアダプター・激安カード・寿命による故障など初心者が見落としやすいポイントも多い
- 「どのPCでも認識しない」は故障の強いサイン
- エラーが出てもデータは残っていることが多いので、すぐにフォーマットしないこと
Part4:データを取り戻したい場合の安全な方法
SDカードが認識されないとき、「フォーマットしますか?」とWindowsに表示されるケースが非常に多くあります。
しかし、この時点で 絶対に先にフォーマットしてはいけません。なぜなら、フォーマットをすると SDカード内部のファイル構造が初期化され、復元できるデータ量が大幅に減ってしまうからです。
SDカードを読み込めないときこそ、フォーマット前にデータ復元ソフトでスキャンすることが最も重要です。
■ 安心して使えるデータ復元ソフト(3つを比較して紹介)
初心者でも扱いやすく、信頼性の高いソフトを厳選しました。
| ソフト名 | 特徴 | 向いている人 | 無料版 |
| EaseUS Data Recovery Wizard | 世界シェアが高く、RAW・未割り当て対応が強い。プレビュー機能が分かりやすい | 初心者・復元成功率を重視 | 最大2GBまで復元 |
| Wondershare Recoverit | AI導入でデータを復元する。UIが見やすい | AI技術を使用したい方 | 最大100MBまで復元 |
| Recuva(無料) | 軽量で無料で始められる。ただし深刻なRAW・未割り当てには弱い | まず無料で試したい方 | 無料 |
特にEaseUS Data Recovery WizardはRAW復元に強いため、SDカード認識エラーと相性が良いです。
EaseUS Data Recovery WizardでSDカードデータを復元する手順
Step①:EaseUS Data Recovery Wizardを公式サイトからパソコンにダウンロードしてインストールします。

Step②:EaseUS Data Recovery Wizardをダブルクリックして起動し、復元したいSDカードをパソコンに接続します。SDカードを選択して、画面右下も「紛失データの検索」ボタンをクリックします。

Step③データのチェックが始まります。パソコンに保存したいデータを選択して、右下の「復元」ボタンをクリックして、データをパソコンに保存できます。

EaseUS Data Recovery Wizardの無料版を公式サイトから無料ダウンロード→
Part5:SDカードトラブルを未然に防ぐための予防策まとめ
SDカードは便利ですが、使い方次第で認識エラーやデータ消失のリスクがあります。
ここでは、初心者でもすぐに実践できる基本の予防策をまとめました。
-
安全に取り外す
- 「USBアイコン」→「安全な取り外し」を必ず実行
- 書き込み中や処理中に抜かない
✅ これだけでファイル破損のリスクが大幅に減ります
-
信頼できるカードリーダー・SDカードを使う
- メーカー品(SanDisk/Anker/ELECOM など)を選ぶ
- USB 3.0 以上で安定性のあるもの
- 激安・ノーブランド品は避ける
✅ 認識エラー・接触不良を防ぎやすいです。
-
SDカードの寿命を意識する
- 書き込み寿命があることを理解する(一般的には1〜5年)
- 書き込み速度が遅くなる、認識が不安定になる場合は交換時期
✅ 定期的に新しいカードにバックアップします。
-
容量に余裕を持たせる
- 空き容量は20%以上を目安に
- 容量ギリギリまで使うと書き込みエラーや破損の原因に
✅ 定期的に不要データを整理します。
- デバイスごとにカードを分ける
- カメラ専用・PC専用・ゲーム機専用など、用途を分ける
- 複数機器で使い回すと、フォーマット差でデータが壊れやすい
✅ 用途ごとにカードを分けるだけで安全性UP
-
定期的にバックアップする(最重要)
PCやクラウドにコピーして二重保存
Google Drive / OneDrive / iCloud / 外付けHDD など
✅ 万が一カードが壊れても大切なデータを守れます。
-
端子やカードを清潔に保つ
- 金色の端子部分に汚れやホコリが付かないように柔らかい布で掃除
- アダプターを使う場合は接触不良に注意
✅ 認識不良や読み取りエラーを防ぎます。
-
フォーマット・書き込み操作は慎重に
- 「フォーマットしますか?」のメッセージは焦らず確認
- 重要データがある場合は先に復元ソフトで救出
✅ 無理に操作するとデータ消失の原因になる
初心者でも、これらを習慣化するだけで「認識しない」「データが消えた」という緊急事態を大幅に減らせます。
まとめ
Windows 11でSDカードが認識されないトラブルは、原因が複数あり初心者には少し戸惑うかもしれません。しかし、順番に基本チェック・Windows側の設定確認・SDカード側の状態確認・データ復元の手順を踏めば、ほとんどの場合は安全に対処できます。特に「フォーマットする前に復元ソフトを使うこと」は、データを失わないための最も重要なポイントです。
また、日常的な予防策を意識することで、トラブルの発生を大幅に減らせます。安全な取り外し、バックアップの習慣、信頼できるカード・リーダーの使用、容量や寿命の管理など、ちょっとした工夫でSDカードは長く安定して使えます。焦らず順番に確認しながら作業すれば、大切なデータを守りつつ、SDカードを安心して活用できるでしょう。
よくある質問
Q1:SDカードをフォーマットしないと認識しません。どうしたらいいですか?
A:データが大切な場合は、まず復元ソフトでデータを救出してください。RAWや未割り当て状態でも復元できることが多いです。復元後はフォーマットして新しいSDカードとして使用するのが安全です。
Q2:他のPCでもSDカードが認識されません。壊れているのでしょうか?
A:多くの場合、カード自体に故障がある可能性があります。microSD+アダプターやカードリーダーの不良も原因になるため、別のカードリーダーやPCで試してみて、それでも認識しなければ寿命や物理的な損傷の可能性があります。
Q3:復元ソフトはどれを選べばいいですか?
A:初心者向けで信頼性が高いのは EaseUS Data Recovery Wizard や Wondershare Recoverit です。RAW・未割り当てでも復元でき、プレビュー機能で確認しながら安全にデータを救出できます。軽量で無料の Recuva も試せますが、深刻なエラーには弱い点があります。
Q4:SDカードの認識エラーを防ぐにはどうすればいいですか?
A:安全に取り外す、バックアップを取る、用途ごとにカードを分ける、容量に余裕を持たせる、信頼できるカード・リーダーを使う、といった基本の予防策を実践することでトラブルを大幅に減らせます。
Q5:スマホでは読み込めるけどPCでは認識しません。なぜですか?
A:スマホは特定のファイルシステムに柔軟に対応しているため、PCで認識できない場合でも読み込めることがあります。PCで使う場合は、復元やフォーマットでWindows対応のファイルシステムに変換すると安心です。
