「昨日作ったExcelファイルが開かない…」
「間違って保存せずに閉じてしまった!」
「うっかり上書きして大事なデータが消えた…」
仕事でもプライベートでもよく使われるExcelですが、ファイルが突然開けなくなったり、誤って削除・上書きしてしまうといったトラブルは意外とよくあるものです。しかも、そういうときに限って大事なデータだったりしますよね。
本記事では、そんな「エクセルファイルが消えた/開けない」時の原因別の対処法と復元方法を分かりやすくご紹介します。初心者の方でも実践できる手順を中心に、Excelの内蔵機能から無料ツール、さらに復元ソフトを使った方法まで幅広く解説します。お役に立つかも、ぜひ読んでみてください。
特にこんな方におすすめ:
- エクセルファイルが開かなくて困っている
- 保存し忘れて上書きしてしまった
- 誤って削除してしまったファイルを復元したい
- バージョン履歴や復元ソフトの使い方を知りたい
目次:
- Part 1|xlsxファイルが開けない原因と対処法
- Part 2|保存し忘れ・上書きの復元方法
- Part 3|削除してしまったファイルの復元方法
- Part 4|どうしても無理なときは専門業者へ相談
- Part 5|FAQ(よくある質問)
- まとめ
Part 1|xlsxファイルが開けない原因と対処法
「ファイルをダブルクリックしても何も起こらない」「Excelが強制終了する」「エラーメッセージが出て開けない」など、xlsxファイルが開けないトラブルは意外と多くの方が経験しています。
ここでは、よくある原因とその対処法をケース別にご紹介します。
✅ 原因1:Excelがフリーズ・一時的な不具合
対処法:
一時的なソフトウェアの不具合が原因で開けないことがありますので、まずはExcelやPCの再起動を試しましょう。また、他のxlsxファイルが開けるかどうかを確認してみると、問題の切り分けができます。
✅ 原因2:拡張子が変更されている
対処法:
ファイル名の「.xlsx」が正しいか確認してみます。他のソフトや手動の変更で、ファイルの拡張子が変わってしまっていると開けないことがあります。ファイル名が「.xlsx」になっているか確認し、正しくなければリネームしてみましょう。
✅ 原因3:ファイルがロックされている・別ユーザーが使用中
対処法:
特に共有フォルダでファイルを扱っている場合、他のユーザーによってロックされていることがあります。ファイルのコピーをデスクトップなどに保存し、そちらを開いてみると解決する場合があります。
✅ 原因4:Excelのアドインや設定による不具合
対処法:
アドインなどが原因でファイルが開けない場合、セーフモードでExcelを起動することで開けることがあります。操作手順も簡単で、Windowsキー+Rを押して、「excel /safe」と入力しEnterをタップします。これでExcelが最小構成で起動します。問題のファイルを再度開いてみてください。
✅ 原因5:ファイルが破損している
対処法:
Excel自体の修復機能を使うことで破損したファイルを修復することができます。まずは、Excelを起動して、「ファイル」>「開く」から該当ファイルを選択します。「開く」ボタンの横にある▼をクリックし、「開いて修復」を選択します。それから「修復」または「データ抽出」を実行します。これで、修復できるようになるはずです。
それでもダメな場合は、後述の復元ソフトを検討してみましょう。
Excelのアップデート不足や一部破損などが原因で、ファイルが正常でも開けないことがあります。その場合は、Officeの修復機能を試してみるのも有効です(操作ステップ:「コントロールパネル」>「アプリと機能」>「Microsoft Office」>「変更」>「修復」)。
Part 2|保存し忘れ・上書きの復元方法
Excelを使っていてよくあるのが「間違って保存せずに閉じてしまった」「新しい内容で上書きしてしまい、元に戻せない」といったケース。ですが、これも慌てずに以下の方法を試せば、元のデータを復元できる可能性があります。
✅ 方法1:自動保存された一時ファイルを開く
Excelには、自動的にバックアップファイル(*.asd や *.tmp など)を一定時間ごとに保存する機能が備わっています。「Excelを開き」→「ファイル」→「情報」→「ブックの管理」内にある「保存されているバージョン」を確認します。復元したいバージョンを選んで開き、名前を付けて保存します。
こ注意:これは、自動保存が有効になっていた場合に限ります。定期的に保存していないと、保存されていない可能性があります。
✅ 方法2:「以前のバージョン」から復元する(Windows機能)
エクスプローラー上から、ファイルまたはフォルダの「以前のバージョン」を表示・復元することができます。対象のファイルまたはフォルダを右クリックして、「以前のバージョンの復元」を選択します。表示された履歴から、復元したい日時を選び、「復元」をクリックします。
ポイント:この方法は、Windowsの「ファイル履歴」や「システムの保護」が有効になっている場合に使えます。
✅ 方法3:OneDriveやクラウド利用中の場合は「バージョン履歴」を活用
ファイルをOneDrive上に保存していた場合、Microsoft 365やWeb版Excelではバージョン履歴が自動保存されています。OneDriveのWeb版で対象のExcelファイルを開き、「ファイル」タブ→「情報」→「バージョン履歴」→必要なバージョンを選んで復元またはコピーして保存します。
✅ 方法4:Excel内の「元に戻す(Ctrl+Z)」を活用
上書きしてすぐに気づいた場合、「Ctrl + Z」で取り消し操作が可能です。ただしExcelを閉じてしまうと無効になるため、操作直後であれば有効です。
✅ 方法5:バックアップファイルがあるか確認する
「.xlk」という拡張子のファイルが、バックアップとして保存されていることがあります。Excelのオプション →「保存」→「自動バックアップファイルを作成する」がオンになっていた場合、過去のバックアップファイルが存在します。エクスプローラーで拡張子「.xlk」ファイルを検索して開いてみましょう。
それでもファイルが見つからない、または復元できない場合は、次のパートで紹介するデータ復元ソフトを使用することで、削除されたファイルをスキャンして取り戻せる可能性があります。
Part 3|削除してしまったファイルの復元方法
「ごみ箱にも入っていない…」「Shift+Deleteで完全削除してしまった…」
そんな時でも、まだ希望はあります。ここでは、初心者でも使いやすく、実績も豊富なEaseUS製ツールを使った復元方法をご紹介します。
✅ EaseUS Data Recovery Wizard:削除したファイルを強力スキャン
EaseUS Data Recovery Wizard は、削除・フォーマット・クラッシュなど、あらゆる原因で失われたファイルを復元できるデータ復元ソフトです。Excelファイル(.xls / .xlsx)はもちろん、写真・動画・Wordなど幅広く対応しています。

特徴:
- 無料版でも最大2GBまで復元可能
- ファイル形式や種類別にフィルター可能(Excelだけを探せる)
- UIがシンプルで、初心者でも迷わず使える
使い方(簡単3ステップ):
- ソフトを公式サイトからダウンロードしてインストール
- 削除したファイルがあった場所(例:ドキュメント、デスクトップ)を選んで「スキャン」
- スキャン結果から「Excel」カテゴリを選び、復元したいファイルにチェック →「復元」をクリックという流れで簡単にデータを復元できます。
ポイント: 復元したファイルは、上書き防止のため別ドライブに保存するのがおすすめです。
✅ EaseUS Fixo:開けない/壊れたExcelファイルを修復
もしファイル自体は残っていても「開けない」「破損している」といった状態なら、EaseUS Fixo の出番です。Fixoは、破損したOfficeファイルやPDF、動画などを修復できる専用ソフト。

特徴:
- Excel(.xls / .xlsx)の破損データをスキャン&修復
- プレビュー機能付きで、修復前に中身を確認できる
- Word、PowerPoint、PDFなどにも対応
- 画像、動画などの修復も対応
使い方の流れ:
- EaseUS Fixoをインストールして起動
- 「ファイル修復」→「Office 修復」を選択
- 開けないExcelファイルを追加し、「修復」ボタンをクリック
- 修復されたファイルをプレビューして保存
ポイント: 元のファイルはそのまま残るため、安全に試すことができます。
✅ まとめ:削除 or 壊れたExcelファイルはEaseUSで解決できる!
トラブルの種類 | 対応ツール |
削除した/見つからない | EaseUS Data Recovery Wizard |
ファイルが破損/開けない | EaseUS Fixo |
Excelファイルのトラブルは突然やってきますが、EaseUSのツールを使えば、初心者でも簡単に対応可能です。どちらも無料版から試せるので、まずはお試しください。
Data Recovery Wizardを無料ダウンロード →
Part 4|どうしても無理なときは専門業者へ相談
上記の手段すべてで復旧できなかった場合、データ復旧の専門業者に相談するという選択肢もあります。
- SSDやHDDの物理障害、メモリ破損などが疑われる場合
- 企業データ・研究資料など、絶対に取り戻したい重要データ
注意:
費用は数万円〜数十万円かかることもあるため、まずは無料相談や診断を利用してみましょう。
Part 5|FAQ(よくある質問)
Q1:Excelファイルを保存せずに閉じてしまいました。復元できますか?
A: 自動保存機能が有効になっていれば、Excelの「ブックの管理」から自動保存ファイルを開いて復元できる場合があります。また、OneDriveに保存していた場合は、バージョン履歴から過去の状態を確認するのもおすすめです。
Q2:Excelファイルを削除して、ごみ箱も空にしてしまいました。もう復元は無理ですか?
A: いいえ、まだ可能性はあります。EaseUS Data Recovery Wizardなどの復元ソフトを使えば、削除済みでもファイルをスキャンして復元できることがあります。なるべく早めに試してみましょう。
Q3:「このファイルは破損しています」と表示され、Excelが開けません。どうすればいいですか?
A: まずはExcelの「開いて修復」機能を使ってみましょう。それでもダメな場合は、EaseUS Fixoのようなファイル修復専用ツールを使うことで、データの取り出しができる可能性があります。
Q4:Excelファイルの破損を予防するにはどうすればいい?
A: 定期的にバックアップを取ることが重要です。OneDriveやGoogle Driveなどのクラウド保存を利用すれば、自動でバージョン履歴も残り、万が一のときに役立ちます。
まとめ
Excelファイルのトラブルは、ある日突然やってくるものです。誤って削除した、保存し忘れた、ファイルが開けなくなった…そんなときも、焦らずに今回ご紹介した方法を一つずつ試してみてください。
特に、EaseUS Data Recovery Wizard や EaseUS Fixo のような専用ツールは、初心者でも扱いやすく、復元率も高いため、いざというときの頼れる味方です。
また、トラブルを未然に防ぐためには、日頃からのバックアップが何よりも大切です。定期的に保存場所を見直し、自動保存やクラウドの活用を心がけましょう。
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