こんにちは、ミホです。
今日は USBメモリのデータ復元 についてお話ししたいと思います。
USBメモリを整理しているときに、うっかり消してはいけないデータを削除してしまった…そんな経験はありませんか? 実は先日、私自身もやってしまい、とても焦りました。
幸いにも復元できる方法を調べながら試してみたので、今回はその体験をもとに「USBメモリから誤って削除したデータをできるだけ取り戻す方法」をまとめてみました。
同じように困っている方の参考になれば嬉しいです。
目次:
- Part1:USBメモリーから削除したデータは復元できるの?
- Part2:復元前に必ず確認したい注意点
- Part3:USBメモリのデータを復元する方法
- 3-1:データ復元ソフトを使う「初心者におすすめ」」
- 3-2:「以前のバージョンを復元」機能で復元する
- 3-3:コマンドプロンプトを活用する
- 3-4:専門の業者に依頼する
- Part4:USBメモリーでデータを失わないための予防策
- Part5:よくあるご質問
- まとめ
Part1:削除したUSBメモリーのデータの復元は可能ですか?
「削除してしまったデータはもう二度と戻ってこないのでは?」と不安になる方も多いと思います。
ですが、実はUSBメモリーの仕組みを知ると、削除後でもデータ復元の可能性は十分にあることがわかります。
USBメモリーに保存されているデータは、削除した瞬間に完全に消えてしまうわけではありません。実際には「この領域は空き領域として使えますよ」という印がつくだけで、データ本体はしばらく残っているのです。
そのため、新しいデータを書き込んで上書きされるまでは、復元ソフトなどを使って元のデータを取り戻せる可能性があります。
ただし注意点として、削除後にUSBメモリーを使い続けると、残っていたデータが新しい情報で上書きされ、復元が難しくなってしまいます。誤って削除してしまったときは、できるだけ早く使用をやめ、復元作業に取りかかることが成功のカギです。
Part2:USBメモリーのデータを復元する際の注意点
USBメモリーのデータは、削除してもすぐに上書きされるわけではありません。ですが、扱い方を間違えると、せっかく復元できるはずのデータが完全に消えてしまうこともあります。ここでは、復元作業を始める前に覚えておきたい注意点をまとめました。
① USBメモリーを移動しない
削除後にUSBメモリーを頻繁に抜き差しすると、データ断片が壊れたり、新しいデータが記録されるリスクが高まります。できるだけ削除したその状態のまま保管しましょう。
② USBメモリーを繰り返し挿入しない
パソコンや他の機器に何度も挿し直すと、自動的にキャッシュやシステムファイルが書き込まれてしまう場合があります。これも復元を妨げる原因になるので、無駄な挿し直しは避けましょう。
③ USBメモリーのデータを操作しない
削除してしまった直後は「もう一度保存しなおせば大丈夫かも」と思いがちですが、それは逆効果です。新しいデータを保存すればするほど、失ったデータの上に上書きされてしまいます。復元成功率を高めるためには、削除後は一切の書き込みを行わず、すぐに復元ソフトなどを利用するのが鉄則です。
Part3:USBメモリのデータを復元する方法
USBメモリーから削除してしまったデータを取り戻す方法はいくつかあります。ここでは、初心者でも取り組みやすいものから、少し専門的な方法までを順番にご紹介します。
3-1:データ復元ソフトを使う【初心者に一番おすすめ】
最も簡単で確実なのが、専用のデータ復元ソフトを利用する方法です。
市販されている復元ソフトは数多くありますが、それぞれに特徴があり、復元できるデータ量や操作のしやすさに差があります。初めての方だと「どれを選べばいいの?」と迷ってしまうかもしれませんね。
その中で初心者におすすめしたいのが、EaseUS Data Recovery Wizard です。
- 復元成功率が高く、プロから一般ユーザーまで幅広く使われている
- 操作画面がシンプルで直感的、初めてでも迷わない
- 無料版でも最大2GBまで復元可能なので、まずは気軽に試せる
こうした点から「初めて復元ソフトを使うなら、まずはこれを選んでおけば間違いない」と言えるソフトですね。
ここからは、EaseUS Data Recovery Wizardを例にして、実際の復元手順をご紹介していきます。
Step①EaseUS Data Recovery Wizardをインストール
EaseUS Data Recovery Wizardを公式サイトからパソコンにダウンロードしてインストールします。インストールが完了したら、起動します。

Step②USBメモリーを接続
復元したいUSBメモリーをパソコンに接続します。EaseUS Data Recovery Wizardのホーム画面で「SDカード」を選び、右下の青い「紛失データの検索」ボタンをクリックすると、USBメモリー内のデータスキャンが始まります。

Step③データのプレビュー
スキャンが終わると、復元可能なデータを種類ごとに確認できます。必要なファイルが見つかるかどうか、この画面でチェックできます。

Step④データの復元
復元したいファイルにチェックを入れ、右下の「復元する」ボタンをクリックします。保存先の設定画面が表示されるので、保存先を指定してファイルを保存します。

直感的な操作で進められるため、パソコンに詳しくない方でも安心して使えます。
さらに EaseUS Data Recovery Wizard は、USBメモリーだけでなく、ゴミ箱のデータ復元、内蔵ディスクやパーティションの復元、フォーマット後の復元なども対応しています。大切なデータを失ってしまったときは、早めに試してみるのがおすすめです。
EaseUS Data Recovery Wizardの無料版を公式サイトから無料ダウンロード→
無料版を使う場合の注意点
無料版でもデータ復元を試せますが、復元できるデータ量は最大2GBまでに制限されています。もし大量のデータを復元したい場合は、有料版の購入を検討すると安心です。まずは無料版で操作感を確認してから、有料版に移行するのが安全で無理のない方法です。
3-2:「以前のバージョンを復元」機能で復元する
Windowsには「以前のバージョンを復元」という便利な機能があります。USBメモリー上のファイルやフォルダーが過去の状態で保存されていれば、この機能で復元できる場合があります。
使い方の流れ
- USBメモリーを接続し、対象のフォルダーを右クリック
- 「プロパティ」→「以前のバージョン」タブを開く
- 復元可能なバージョンが表示されていれば選択して「復元」をクリック

ただし、この機能は常に使えるわけではなく、バックアップや復元ポイントが存在する場合に限られます。
3-3:コマンドプロンプトを活用する
少し上級者向けですが、Windowsに標準搭載されている CMD(コマンドプロンプト)を使ってUSBメモリーの復元を試みることもできます。
操作手順:
Step①USBメモリーをパソコンに接続します。
Step②検索ボックスに「CMD」と入力し、コマンドプロンプトを管理者として実行します。
Step③「chkdsk X: /f」を入力し、Enterキーを押します。
*ここで X: は、復元したいUSBメモリーのドライブ文字に置き換えてください。
これを実行すると、USBメモリー内のエラーを修復し、隠れていたファイルが見えるようになる場合があります。ただし操作に慣れていない方にはやや難しく、確実性もソフトより低めです。
3-4:専門の業者に依頼する
どうしても自分で復元できない、あるいはUSBメモリー自体が物理的に壊れてしまった場合は、データ復旧の専門業者に依頼するのも選択肢のひとつです。費用はかかりますが、大切なデータを取り戻せる可能性が高くなります。
👉 このように、状況や知識レベルに応じていくつかの方法があります。初心者の方にはまず データ復元ソフトを試す のが安心でおすすめです。
Part4:USBメモリーでデータを失わないための予防策
USBメモリーのデータ消失は、ちょっとした操作ミスや不具合がきっかけで誰にでも起こり得ます。ですが、日ごろから少し工夫しておくだけで、大切なデータを守る確率をぐんと高めることができます。ここでは、初心者の方でも実践しやすい予防策をご紹介します。
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定期的にバックアップを取る
USBメモリーはあくまで「持ち運び用」のメディアです。保存専用にしてしまうと、故障や紛失のときにすべてのデータを失ってしまいます。大事なファイルは必ずPCや外付けHDD、クラウドストレージ(Google DriveやOneDriveなど)にコピーしておきましょう。
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正しい取り外し方を守る
USBメモリーを抜くときは、必ず「ハードウェアの安全な取り外し」や「イジェクト」を実行してから抜くようにしてください。急に抜いてしまうと、データが破損する原因になります。
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信頼できるUSBメモリーを選ぶ
安価すぎるノーブランド品は、耐久性や読み書き速度に問題があることも。長期的に大事なデータを保存するなら、SanDiskやTranscend、Kingstonなど実績のあるメーカーを選んだ方が安心です。
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ウイルス対策を忘れない
USBメモリーは他のパソコンに差し込む機会が多いため、ウイルス感染のリスクが高いメディアでもあります。常にPCのウイルス対策ソフトを有効にしておくことで、感染経路になるのを防げます。
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過酷な環境での使用を避ける
直射日光が当たる場所や高温多湿な環境にUSBメモリーを放置すると、寿命が短くなります。持ち運ぶときはケースに入れて衝撃から守るのもおすすめです。
💡 ちょっとした習慣で、USBメモリーのトラブルはかなり防げます。もしもの時に備えて復元ソフトを用意しておくのも大切ですが、「失わない工夫」を意識することが一番の安心につながります。
Part5:よくあるご質問
Q1: 誤ってUSBメモリのデータを削除してしまった場合、復元できますか?
A1: はい、削除されたデータはRecoveritやEaseUS Data Recovery Wizardなどの復元ソフトを使用することで復元できる可能性があります。
Q2 : USBメモリが認識されない場合、どうすればよいですか?
A2: USBポートや別のPCで試してみてください。また、デバイスマネージャーでドライバーを更新することも効果的です。それでも認識されない場合、ハードウェアの故障の可能性があります。
Q3: データ復元ソフトは安全ですか?
A3: 信頼できるメーカーのデータ復元ソフトは安全性に問題がりません。公式サイトからダウンロードし、レビューを確認することをお勧めします。
Q4: データ復元の成功率はどのくらいですか?
A4: データの消失状況や使用状況により異なりますが、一般的には上書きされていなければ70〜99%の成功率が期待できます。EaseUS Data Recovery Wizardの場合、99.7%の復元率が期待できます。
Q5: プロに依頼するべきか、自分で復元を試みるべきか?
A5:データが非常に大事で、絶対に失いたくない場合や、自分で復元する自信がない場合は、専門のデータ復元サービスに依頼するのが安心です。ただし、専門業者に依頼すると費用は高くなります。
一方で、金銭的に余裕がない場合や、まずは手軽に試したい場合は、自分で復元ソフトを使って復元するのも十分現実的です。特に EaseUS Data Recovery Wizard の無料版なら、初心者でも簡単に2GBまでデータを復元できます。
まとめ
USBメモリーでデータを失わないためには、日ごろの工夫と、万が一に備えた準備が大切です。削除したデータは見た目上なくなっても、完全に消えているわけではありません。復元ソフトを使えば、取り戻せる可能性があります。
特におすすめなのが、初めての方でも扱いやすく、無料版で最大2GBまで復元できる EaseUS Data Recovery Wizard です。
万が一データを失ってしまったときも、焦らずこのソフトを使って復元を試してみましょう。