「初心者必見」Secure Bootエラーを解決!MBRからGPTへ安全変換

MBRからGPTへ変換
MBRからGPTへ変換

楽しみにしていた《バトルフィールド6》をインストールして、さあ始めよう!と起動ボタンを押した瞬間──「Secure Bootが有効になっていません」というエラーメッセージ。気分は一気にどん底…という経験、ありませんか?

実はこのエラー、必ずしも「Secure Bootをオフにしているから」出るわけではありません。多くの場合、原因はもっと根本的。
システムディスクが古いMBR形式のままで、UEFIモードに対応できていないのです。現代のゲームやセキュリティ要件では、GPT形式での起動が前提になっています。

しかし──いざMBRをGPTに変換しようとすると…

  • ネット上の解説はコマンド入力だらけで難しい
  • もし失敗したら大切なデータが消えるのでは?
  • 何より「再インストールは絶対イヤ!」

そんな不安がつきまといますよね。

そこで登場するのが EaseUS Partition Master
このツールを使えば、再インストール不要・データを消さずにMBRからGPTへ変換できます。安心して《バトルフィールド6》をプレイできる環境が整います。

目次:

Part1. そもそも、なぜGPTが必要?

「ただ《バトルフィールド6》を遊びたいだけなのに、どうしてGPTなんて難しそうなものが必要なの?」と思う方も多いでしょう。実はこれには、Windowsの仕組みと関係があります。

  • 仕組みをシンプルに整理すると、次のようになります。
  • 《バトルフィールド6》を起動するには Secure Boot(セキュアブート) が必須
  • Secure Bootを使うためには、パソコンを UEFIモード で動かす必要がある

つまり、システムディスクが古い方式の MBR形式 のままだと、Secure Bootが有効化できず、ゲームがプレイできないということです。逆に言えば、MBRをGPTに変換することで、初めて環境が整うわけですね。

参考までに、MBRとGPTのざっくり比較はこちら👇

項目 MBR GPT
対応容量 最大2TB 9.4ZB(事実上制限なし)
パーティション数 最大4つ 128以上
安全性 脆弱(MBR壊れると起動不能) 冗長構造で復旧しやすい
対応モード Legacy BIOS UEFI

MBRは古くから使われてきた方式ですが、容量や安全性の面で制約があり、最新環境では徐々に使われなくなっています。GPTは新しい規格で、より大容量のディスクや最新のUEFIとの相性が良く、セキュリティ面でも安心です。

Part2:MBRをGPTへ変換する方法

Secure Bootを有効化するには、システムディスクが MBR(マスターブートレコード)形式 ではなく、GPT(GUIDパーティションテーブル)形式 である必要があります。

ただし、古いPCや長年Windows 10を使っている環境では、システムディスクがMBR形式のままになっているケースが少なくありません。そのままではUEFIモードやSecure Bootを利用できないため、MBRをGPTへ変換する必要があります。

ここでは、安全に変換するための代表的な方法を2つご紹介します。

方法1:「上級者向け」Windows標準ツール「mbr2gpt.exe」を利用する

Windows 10以降には「mbr2gpt.exe」という公式ツールが標準搭載されており、これを使うと データを保持したまま MBRからGPTへ変換できます。

手順:

  1. 「スタートメニュー」(W+R)で cmd と入力し、管理者として実行 します。
MBRからGPTへ変換-1
MBRからGPTへ変換-1
  1. 以下のコマンドを入力し、対象ディスクが変換可能か確認します。

mbr2gpt /validate /disk:0 /allowFullOS

MBRからGPTへ変換-2
MBRからGPTへ変換-2

変換可能な場合は、「MBR2GPT:Validation completed successfully」 が表示されます。

※ /disk:0 はシステムディスクを意味します。環境によって番号が変わる場合があります。

  1. 問題なければ変換を実行します。次のコマンドを実行します:

「mbr2gpt /convert /disk:0 /allowFullOS」

「Conversion completed successfully」と表示されれば変換は成功です。

👉 注意点

コマンド入力が必須なので、パソコン操作に不慣れな方にはやや難易度が高めです。

ディスクに十分な空き領域がない場合や、特殊な構成では失敗することがあります。

方法2:「初心者向け」サードパーティ製ソフトを利用する

コマンド入力に自信がない方でも大丈夫です。EaseUS Partition Master のようなパーティション管理ソフトを使えば、画面を見ながら数クリックするだけでMBRからGPTへ変換できます。直感的に操作できるので、初心者の方でも安心して取り組めます。

EaseUS Partition Masterのメリット:

  • 操作が簡単:GUI(画面操作)で完結。コマンドを打つ必要なし。
  • データを消さない無損失変換:Windows上で直接変換でき、既存のファイルやアプリはそのまま。
  • 安全性:分区管理ソフトとして長年の実績があり、動作が安定。初心者でも安心して使える。
  • 機能が豊富:分区サイズの調整、結合、ディスククローンなど、日常的な管理にも活用可能。

まとめると、

  • PCに慣れている方 → Windows標準の exe を利用
  • 初心者や安心を重視する方 → EaseUS Partition Master などのソフトを利用

という選び方がベストです。

EaseUS Partition Master を公式サイトから無料ダウンロード→

Part3:実践!EaseUS Partition MasterでMBRからGPTへ変換する手順

ここからは、実際に EaseUS Partition Master を使ってMBRディスクをGPT形式へ変換する手順をご紹介します。画面の流れに沿って進めるだけなので、初心者の方でも安心して取り組めます。

ステップ1:EaseUS Partition Masterをインストール

EaseUSの公式サイトからEaseUS Partition Masterのホームページを開き、「無料ダウンロード」ボタンをクリックして、インストーラーをパソコンにダウンロードします。

EaseUS Partition Masterのダウンロード
EaseUS Partition Masterのダウンロード

ダウンロードが完了したら、ファイルをダブルクリックして実行しましょう。画面の案内に従ってインストールを進めればOKです。

EaseUS Partition Masterのインストール
EaseUS Partition Masterのインストール

ステップ2:ディスクコンバーターを選択

EaseUS Partition Masterをダブルクリックして起動します。左側のメニューから「ディスクコンバーター」をクリックし、表示される項目の中から「MBR=>GPT」を選択して、右下の「次へ」ボタンをクリックします。

MBRからGPTへ変換-3
MBRからGPTへ変換-3

ステップ3:ディスクを選択

変換したいディスクを一覧から選択し、「変換」ボタンをクリックします。誤って別のディスクを選ばないように注意してください。

MBRからGPTへ変換-4
MBRからGPTへ変換-4

これで、変換が始まります。

MBRからGPTへ変換-5
MBRからGPTへ変換-5

ステップ4:変換完了

変換処理が始まったら、途中でソフトを閉じないようにしましょう。数分待てば完了画面が表示され、MBRからGPTへの変換が成功です。これで、UEFIモードやSecure Bootを使える準備が整いました。

MBRからGPTへ変換-6
MBRからGPTへ変換-6

これで、EaseUS Partition Masterを使えば、MBR形式のディスクをGPT形式へとスムーズに変換できることが分かりました。さらに本ソフトは、MBRからGPTへの変換だけでなく、GPTからMBRへの変換や、ダイナミックディスクとベーシックディスクの相互変換、FATとNTFSの相互変換、さらにはFATからexFATへの変換など、多彩な機能をサポートしています。

Part4:Secure Bootを有効にする方法

※Windows 11とWindows 10適用

手順1:パソコンを再起動して設定画面を開く

まずパソコンを再起動します。起動中に、メーカーごとに決まっているキー(例:F2、F10、Deleteなど)をポンポン押すと、いつものWindowsではなく「設定画面(UEFI/BIOS)」が開きます。

※押すキーは機種ごとに違うので、もし分からなければ「メーカー名+BIOSキー」で検索すると出てきます。

手順2:Secure Boot の設定を見つける

設定画面に入ったら、「Boot(起動)」や「Security(セキュリティ)」という名前のタブを探します。その中に「Secure Boot」という項目があります。

手順3:Secure Boot を有効にする

「Secure Boot」が「Disabled(無効)」になっていたら、「Enabled(有効)」に変更します。もし選べない場合は、別にある「CSM」や「Legacy」モードをオフにしてからもう一度試してみましょう。

手順4:設定を保存して再起動

最後に「保存して終了(Save & Exit)」を選べばOKです。パソコンが再起動し、Secure Bootが有効になっています。

Part5:結果確認とゲーム起動

Windowsで「Win + R 」を同時に押して、 msinfo32を入力し、確認してみましょう。

  • BIOSモード:UEFI
  • セキュアブート状態:有効
Secure Bootの確認
Secure Bootの確認

これで《バトルフィールド6》を再度起動。あの嫌なエラーはもう出ないはずです!

まとめ

今回は、「Secure Bootが有効になっていません」と表示されたときの解決方法について解説しました。

ポイントは、Secure Bootを有効にするためにはシステムディスクを MBRからGPTに変換 する必要がある、という点です。一見難しそうに思えますが、EaseUS Partition Master を利用すれば、画面操作だけで初心者でも安心して実行できます。

さらにEaseUS Partition Masterは、MBR⇔GPT変換以外にも、パーティションの分割やサイズ変更、結合、ディスクコピーといった幅広い機能を備えており、日常的なディスク管理にも便利です。ユーザーにやさしいUI設計のため、専門知識がなくても直感的に操作できます。

まずは無料版から試してみて、自分の環境でどのように使えるか確認してみるのも良いでしょう。

EaseUS Partition Master を公式サイトから無料ダウンロード→