「初心者向け」AIカバー作成ツール6選!作り方も付き|随時更新

AIカバー
AIカバー

AIの進化によって、画像や動画の生成など、さまざまな分野でAIの活躍が見られるようになりました。特に、クリエイティブな作品をAIを使って作成する機会が増えています。

この記事では、AIでカバーを作るための6つの便利なツールをご紹介します。それぞれのツールの長所と短所についても詳しく解説し、さらにAIカバーの作り方についてもお話しします。ご興味があれば、ぜひ最後までご覧ください!

目次:

Part1、AIカバーとは

AIカバーとは、人工知能(AI)を活用して既存の楽曲を別の声で再現する技術のことを指します。ユーザーは、AIの力を借りて、好きなアーティストやキャラクターの声でお気に入りの楽曲を「カバー」させることができます。専門的な音楽知識や編集スキルがなくても、手軽に高品質なカバー曲を作成できる点が大きな魅力です。

Part2、AIカバー作成ツール6選

ここでは、初心者から上級者まで幅広いユーザーに支持されている、厳選されたおすすめのAIカバー作成ツール6選をご紹介します。

2.1、Singify(シンギファイ)‐ AIカバー作成

Singifyは、Fineshareが開発したオンラインで利用できるAI音楽制作関連のツール集です。SingifyではAIカバーを生成するだけでなく、プロンプトや歌詞、画像、動画から音楽を生成したり、曲のボーカルを簡単に除去したり抽出したりすることも可能です。

非常に多機能で、音楽制作に関心のある方から初心者まで、幅広いニーズに対応しています。さらに詳しい機能については、公式サイトにて確認することができます。

SingifyのAIカバー作成の使い方‐1
SingifyのAIカバー作成の使い方‐1

SingifyのAIカバー作成の特長は以下の通りです:

  • 1000種類以上のAI音声モデルを搭載し、さまざまな声でのカバーが可能

  • YouTubeなどから取得した音源や、自分でアップロードした音源、リアルタイムの録音を使用可能

  • 登録するだけで無料クレジットがもらえるため、気軽に試せる

  • キャラクター系、アーティスト系など幅広いボイスライブラリに対応

音楽制作の知識がない方でも、直感的な操作で本格的なカバー曲が完成します。

利点:

①オンラインツールのため、パソコンにインストールする必要がなく、すぐに利用開始できます。

② 操作手順は非常にシンプルで、音声モデルを選択し、音源を追加して、AIカバーを作成するという3ステップで簡単に生成できます。

③無料で利用可能です。

④作成した曲はパソコンにダウンロードすることができ、FacebookやXなどのSNSで共有することも可能です。

欠点:

①一部の操作画面は日本語に対応していない部分があります。

②完全に無料ではなく、一部機能を利用するには有料版にアップグレードする必要があります。

③利用前にアカウント登録が必要です。

Singifyの利用料金

  • 無料版では2000クレジットが付与され、一度の利用には200~400クレジットが必要です。
  • 有料版は月額$8.99から利用することができます。

Singifyの公式サイトへ→

2.2、TopMediaAi

TopMediaAiもAIカバーを作成できるオンラインツールの一つです。機能面では、テキスト読み上げ、音声クローン合成、歌のカバー作成など、多彩な機能を提供しています。特に、アニメやゲームのキャラクターを使用したカバーが人気を集めています。作成手順はシンプルで、同様にたったの3ステップで完成します。

TopMediaAi
TopMediaAi

利点:

①音声モデルの種類が非常に豊富です。

②作成手順は比較的簡単です。

③操作ページは日本語に対応しています。

欠点:

①無料版で試用できる回数は3回までのようです。

②無料版でAIカバーの作成が完了しても、成功か失敗かの確認ができるヒントがなく、結果が分かりづらいです。(ヒントが表示された可能性もありますが、私が気づかないうちに消えてしまったのかもしれません。)

TopMediaAiの利用料金

  • 有料版は月額$12.99から利用できます。

TopMediaAiの公式サイト

 

2.3、jammable

Jammableは、AIカバー作成のためのオンラインツールです。ユーザーは自分の声やキャラクターの声を使って楽曲をカバーしたり、音楽制作を楽しむことができます。音声合成技術を利用し、さまざまなスタイルやモードで音声を生成できるのが特徴です。

jammable
jammable

利点:

①操作は非常に簡単で、特別な音楽制作の知識がなくても直感的に使えます。

②多様な音声モデルが揃っており、さまざまなスタイルや声のモードから選択可能です。③同時に多くのキャラクターの音声を組み合わせて使用できます。

欠点:

①利用する前にアカウント登録が必要です。

② 現在、日本語には完全に対応していません。

③無料版でAIカバーを生成できるものの、生成したAIカバーをダウンロードするには有料版を購入する必要があります。

jammableの利用料金

  • 有料版は月額$1.99から利用できます。

Jammableの公式サイト→

 

2.4、covers.ai

Covers.aiは、AIを活用して音楽のカバーを制作できるオンラインツールです。ユーザーは自身の声を使ったり、AIキャラクターの声を選んで、さまざまな楽曲のカバーを作成することができます。

covers.ai
covers.ai

利点:

①オンラインツールのため、ウェブページを開くだけで即座に利用できます。

②操作手順が非常にシンプルです。

欠点:

①日本語には対応していません。

②無料試用版は提供されておらず、利用するには製品版を購入する必要があります。

Covers.aiの利用料金

  • 有料版は年間$30から利用できます。

Covers.aiの公式サイト→

2.5、Musicfy

Musicfyは、AIを利用して音楽カバーを制作できるオンラインツールです。ユーザーは自分の声やAIキャラクターの声を使い、多様な楽曲のカバーを作成できます。使いやすいインターフェースのおかげで、初心者でも簡単に操作可能です。

Musicfy
Musicfy

利点:

①インターフェースが直感的で、初心者でもすぐに使い始めることができます。

②AI音声のクオリティが非常に高く、リアルな音声に近い仕上がりです。

③無料版でも毎日3回AIカバーを作成することができます。

欠点:

①Musicfyは日本語には対応しておらず、英語版のみの提供です。

②音源ファイルは自分で録音するか、ローカルの音源ファイルのみがサポートされています。

Musicfyの利用料金

  • 毎日3回のAIカバー作成が無料で可能です。
  • 有料版は月額$9から利用できます。

Musicfyの公式サイト→

2.6、OnSay.ai

OnSayは、音声合成技術を活用した音楽制作プラットフォームで、ユーザーが自身の声やAI音声を用いて楽曲のカバーやオリジナル作品を創作できます。利用する前に、GoogleアカウントまたはDiscordアカウントでの登録が必要です。また、AIが利用者の声を学習するために、100個の録音テキストを完了する必要があります。他のAIカバー作成ツールと比較して、操作手順はやや複雑です。

OnSay.ai
OnSay.ai

利点:

①日本語に対応しています。

②無料で利用することができます。

欠点:

①利用者の声を学習するため、初めて使う際の作成手順はやや複雑です。

OnSayの利用料金

  • 無料で利用できます。

OnSay.ai公式サイト→

Part3、AIカバーの作り方

上記のAIカバー作成ツールはいずれも操作手順に大きな違いがないため、ここではFineshare社のSingfyを例にとって、AIカバーを作成する手順を説明します。

まずは必要な情報を入力してアカウントを作成しましょう。登録には、電子メールアカウント、Googleアカウント、またはApple IDのいずれかを使用できます。アカウント登録が完了したら、AIカバーの作成を始めましょう。

手順1:作成開始&音源をアップロード

Singfyの公式サイトに移動し、左側のメニューから「AIカバー作成」を選択します。YouTubeリンクで音源を追加するか、ローカルの音源を使用してアップロードすることもできます。録音をタップして、リアルタイムの録音も音源として使えます。

SingifyのAIカバー作成の使い方‐1
SingifyのAIカバー作成の使い方‐1

手順2:音声モデルの選択

「歌手を切り替え」ボタンをクリックすると、好きなAI歌手を自由に選べます。Singifyでは現在、商用モデルが87種類、コミュニティ制作のモデルが1957種類も用意されており、アニメやボカロなど、人気キャラの声もひと通り揃っています。気分や曲調に合わせて、いろんな声で楽しめるのが魅力です。

SingifyのAIカバー作成の使い方‐2
SingifyのAIカバー作成の使い方‐2
SingifyのAIカバー作成の使い方‐2-1
SingifyのAIカバー作成の使い方‐2-1

手順3:設定&生成開始

オーディオをアップロード完了すると、カバーモードでソロ、デュエット、コーラスなどを選択でき、詳細設定で仕上がりの改善などの設定できます。設定した後、「生成」ボタンをクリックして、カバー作成を開始します。

SingifyのAIカバー作成の使い方‐3
SingifyのAIカバー作成の使い方‐3

手順4、AIカバーの再生&ダウンロード

カバー曲の生成完了まで待ちます。カバーが作成完了したら、画面左の「ライブラリ」>「履歴」から作成済みのカバー曲を確認できま

再生ボタンをクリックすればその場で試聴できますし、気に入ったらそのままMP3形式でダウンロード保存も可能です。また、必要に応じてSNSやSingify内コミュニティで共有することもできます。

SingifyのAIカバー作成の使い方‐4
SingifyのAIカバー作成の使い方‐4

以上が、Singifyを使ってAIカバー曲を作成する手順のご紹介でした。操作はいたってシンプルで、手元に音源さえあれば好きな音声キャラクターを選び、あとはクリックするだけ。さらに、ソロはもちろん、デュエットやコーラス編成にも対応しているため、表現の幅がぐっと広がります。ぜひ一度試して、思い通りのAIカバー制作を楽しんでみてください。

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Part4、AIカバーの法的問題

AIカバーを制作する際には、技術的な面だけでなく、法的な問題にも十分な注意が必要です。特に重要なのが著作権に関する問題です。

例えば、AIが生成した音声や楽曲が元の楽曲の著作権を侵害する可能性があります。そのため、AIカバーを作成・使用する際には、特に商業利用を考えている場合、元の楽曲の権利者から許可を得ることが必要です。許可を得ずに利用すると、法的なトラブルに発展する可能性があるため、注意が必要です。

商業目的や公開を伴わない個人の趣味の私的使用範囲内であれば問題になる可能性は低いと思います。

つまり、AIカバーを楽しむ際には、これらの法的な側面をしっかり理解し、適切に対応することが大切です。

最後に

AIカバーは、音楽制作の新たな可能性を広げる技術です。さまざまなツールを活用することで、自分の好きなアーティストの声で楽曲を楽しむことができます。しかし、法的な問題にも注意が必要です。これからの音楽制作において、AIカバーはますます重要な役割を果たすことでしょう。

 

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