「必見」個人情報を守るためにできることは?今すぐ始めたいセキュリティ対策7選

プライバシーを守るセキュリティ対策7選
プライバシーを守るセキュリティ対策7選

個人情報の流出や不正アクセスのリスクを減らすためには、日頃から適切なセキュリティ対策を行うことが重要です。

最近、日本国内では、企業やWebサービスを狙ったサイバー攻撃が相次いでいます。2026年10月には、Webサイトなどで広く利用されているプログラミング言語「PHP」に重大な脆弱性が見つかり、複数の企業などがWebサイトを一時的に停止するなどの対応を行いました。

このようなサービス提供元の問題を、利用者自身で防ぐことは難しいものです。しかし、個人でもできるセキュリティ対策はあります。

パスワードの適切な管理や二段階認証の設定、通信の暗号化など、日常のちょっとした対策によって、不正アクセスや個人情報の流出につながるリスクを減らすことができるのです。

この記事では、個人情報の流出や不正アクセスが発生する原因と、今日から実践できる7つのセキュリティ対策を紹介します。

目次:

1.個人情報の流出や不正アクセスはなぜ起こる?

個人情報の流出や不正アクセスは起こる原因
個人情報の流出や不正アクセスは起こる原因

個人情報の流出や不正アクセスは、企業側のシステムの問題だけでなく、パスワードの管理不足や安全性の低いネットワークの利用など、さまざまな原因によって発生します。

原因によって必要な対策が異なるため、まずは代表的な3つのリスクを確認しましょう。

企業やWebサービスへのサイバー攻撃

普段利用しているWebサービスがサイバー攻撃を受けると、個人情報が流出する可能性があります。攻撃者がシステムの脆弱性を悪用したり、管理者の認証情報を不正に入手したりすることがあるためです。

たとえば、2026年10月に公表されたPHPの重大な脆弱性では、悪用された場合に外部から不正なプログラムを実行される危険性が指摘されました。これを受け、東京都などは修正プログラムの適用や一部サービスの予防的な停止を実施しています。

このようなリスクは個人で直接防ぐことが難しいため、サービス提供元の公式情報を確認することが重要です。

参考:プログラミング言語「PHP」の重大な脆弱性に対する東京都の対応について

アカウント情報の流出や不正取得

アカウント情報の流出や不正取得は、第三者による不正アクセスにつながる原因の1つです。

たとえば、利用しているWebサービスからメールアドレスやパスワードが流出すると、その情報を悪用して第三者がアカウントへのログインを試みる可能性があります。特に、複数のサービスで同じパスワードを使い回している場合は注意が必要です。

また、実在する企業を装ったメールやSMSから偽サイトへ誘導し、ログイン情報を盗み取る「フィッシング詐欺」も代表的な手口です。

フィッシング対策協議会によると、2026年9月のフィッシング報告件数は94,661件で、前月比約15%増加しました。報告されたフィッシングサイトのURLも、重複を除いて49,032件に上ります。

アカウントへの不正ログインを防ぐためには、パスワードを使い回さないことに加え、不審なメールやSMSに注意することが重要です。

参考:フィッシング対策協議会 | 2026/09 フィッシング報告状況

安全性の低いネットワークの利用

安全性が確認できないネットワークの利用は、個人情報の流出につながるおそれがあります。

たとえば、暗号化されていないWi-Fiに接続すると、適切に保護されていない通信を第三者に盗み見られる可能性があります。そのため、安全性が確認できないWi-Fiを使う際は、パスワードやクレジットカード情報などの入力をできるだけ避けましょう。VPNを利用して通信を暗号化することも、盗み見のリスクを減らすために有効です。

また、正規のWi-Fiに似せた偽のネットワークにも注意が必要です。カフェやホテルなどで偽のWi-Fiに接続すると、不正なログイン画面へ誘導され、IDやパスワードを盗み取られる危険性があります。

このようなリスクを減らすためには、ネットワークの提供元を確認し、安全性が不明なネットワークへの接続を避けることが重要です。

さらに、アクセスするWebサイトがHTTPSに対応しているか確認することも重要です。

HTTPSは端末とWebサイト間の通信を暗号化する仕組みです。ブラウザのアドレスバーでURLが「https://」から始まっているか確認しましょう。

参考:公衆Wi-Fi利用者向け 簡易マニュアル(令和7年2月版)

2.個人情報を守るためにできる

個人情報を守るためには、複数のセキュリティ対策を組み合わせることが大切です。今日から実践できる7つの対策を紹介します。

セキュリティ対策7選
セキュリティ対策7選

1. パスワードを使い回さない

パスワードは、サービスごとに異なるものを設定しましょう。

同じパスワードを複数のサービスで使用していると、1つのサービスから認証情報が流出した際に、ほかのアカウントまで不正アクセスを受ける可能性があるためです。

十分な長さのある推測されにくいパスワードを設定し、管理が難しい場合はパスワードマネージャーを活用しましょう。

 2. 二段階認証・多要素認証を有効にする

不正ログインを防ぐために、二段階認証や多要素認証を有効にしましょう。

これらは、パスワードだけでなく、認証アプリや生体認証などを組み合わせて本人確認を行う仕組みです。

たとえば、第三者にパスワードを知られた場合でも、追加の認証が必要であれば、不正ログインを防げる可能性が高まります。

メールやSNS、オンラインショッピングなど、個人情報を保存しているサービスでは積極的に設定しましょう。

3. OSやアプリを最新の状態に保つ

WindowsやMac、スマートフォンのOS、アプリは常に最新の状態に保ちましょう。

ソフトウェアの更新には、発見された脆弱性を修正するプログラムが含まれることがあるためです。更新を後回しにすると既知の脆弱性を悪用される可能性があります。

自動更新を有効にし、サポートが終了したOSやアプリの使用は避けましょう。

4. 不審なメールやURLを開かない

不審なメールやSMSに記載されたURLは、安易に開かないようにしましょう。

フィッシング詐欺では、利用者を偽サイトへ誘導し、IDやパスワード、クレジットカード情報などを入力させる手口が使われます。

フィッシング対策協議会の2026年9月の報告では、Amazonをかたるフィッシングが全体の約33.2%を占めています。Appleやクレジットカード会社、国税庁などをかたる手口も確認されています。

身に覚えのない請求やアカウント停止の通知が届いた場合は、メッセージ内のリンクではなく、公式アプリや公式サイトから確認しましょう。

参考:フィッシング対策協議会 | 2026/09 フィッシング報告状況

5. 公共Wi-Fiの利用時はVPNを活用する

カフェやホテル、空港などの公共Wi-Fiを利用する際は、VPNを活用して通信の安全性を高めましょう。

VPN(Virtual Private Network)とは、インターネット上に暗号化された通信経路を作る技術です。第三者に通信内容を盗み見られるリスクを軽減できます。

たとえば、VPNサービスの1つである「NordVPN」は、通信の暗号化に加え、以下の特徴があります。

  • キルスイッチ: VPN接続が予期せず切断された場合に、インターネット通信を遮断し、保護されていない通信を防ぐ機能
  • ノーログポリシー: 利用者の閲覧履歴や接続元IPアドレス、通信内容などの活動記録を保存しない方針。第三者機関による独立監査も受けています。

また、Windows、Mac、iPhone、Androidなど幅広いデバイスに対応しており、1つのアカウントで最大10台まで同時に接続できます。

アプリでの操作もシンプルで、VPNダウンロード後にアカウントへログインすれば、簡単にVPNに接続できます。

しかし、VPNを利用してもすべてのサイバー攻撃を防げるわけではありません。パスワード管理や多要素認証など、ほかの対策と組み合わせて利用しましょう。

6. セキュリティソフトや脅威対策機能を活用する

マルウェア感染や危険なWebサイトへのアクセスを防ぐために、パソコンやスマートフォンのセキュリティ機能を活用しましょう。

不審なファイルを検出したり、危険なWebサイトへのアクセスをブロックしたりする機能があり、マルウェア感染やフィッシング詐欺などのリスクを軽減できます。

まずは利用している端末のセキュリティ設定を確認し、必要な保護機能が有効になっているか確認しましょう。

7. アカウントのログイン履歴を定期的に確認する

不正アクセスに早く気づくために、アカウントのログイン履歴を定期的に確認しましょう。

パスワードや認証設定を見直していても、第三者による不正なログインを完全に防げるとは限らないためです。

身に覚えのない端末が表示された場合は、ログアウトやパスワード変更などの対応が必要です。ログイン通知も有効にし、不審なアクセスを早期に発見できるようにしましょう。

3.個人情報が流出した可能性がある場合の対処法

個人情報が流出した場合の対処法
個人情報が流出した場合の対処法

利用しているサービスから個人情報が流出した場合は、速やかに状況を確認し、必要な対応を行うことが重要です。

流出した情報の種類によって、取るべき対策は異なります。被害の拡大を防ぐために、以下の3つを確認しましょう。

サービス提供元の公式情報を確認する

まずは、サービス提供元の公式サイトやお知らせを確認しましょう。

情報流出が発生した場合、対象となる利用者や流出した情報、必要な対応が案内されることがあるためです。

SNSの情報だけで判断せず、公式発表を確認し、案内に従って対応することが重要です。

パスワードを変更し、不審なログインを確認する

パスワードが流出した可能性がある場合は、速やかに変更しましょう。

流出した認証情報が、第三者による不正ログインに利用されるおそれがあるためです。

同じパスワードを別のサービスでも使用している場合は、それらも変更しましょう。さらに、ログイン履歴を確認し、不明な端末からの接続があればログアウトなどの対策を行うことが重要です。

不審なメールやSMSに注意する

個人情報の流出が公表された後は、関連するフィッシング詐欺にも注意しましょう。

流出した氏名やメールアドレスなどが、もっともらしい偽の通知を作成するために悪用される可能性があるためです。

情報流出への対応を装ったメールが届いても、安易にリンクを開かず、公式サイトから確認しましょう。

まとめ

個人情報の流出や不正アクセスに備えるためには、日頃から複数のセキュリティ対策を実践することが大切です。

企業やWebサービス側へのサイバー攻撃など、個人では防ぎきれないリスクもあります。しかし、パスワードの使い回しを避けたり、多要素認証を有効にしたりすることで、個人でもセキュリティリスクを軽減できます。

また、外出先で公共Wi-Fiを利用する機会が多い場合は、VPNサービスを活用し、通信の安全性を高める方法もあります。

まずは普段利用しているアカウントや端末の設定を見直し、できることから対策を始めましょう。

 

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